新型コロナ感染の影響は多方面に出ていますが、ビジネスを考えたとき、業績が悪くなった業種と、反対に良くなった業種があります。良くなった業種の会社は、内心ほくそ笑んでいるのではないかと思います。
また、悪くなった業種でも、そこに工夫が加わって、新たな展開で業績を上げているところもあります。飲食業界でも、外食する人が少なくなって、売上が立たなくなって廃業する人がいるのも事実ですが、キッチンカーを徐々に増やして、手ごたえを感じている人もいます。
変化はいつの時代にもありますから、その変化に対応して進化していくことが生き残るためには必要です。コロナの終息を待っているだけでは、進化はありません。コロナ禍でもどうすれば生き残っていけるか、業績を上げることができるか、経営者の判断次第です。
淘汰される企業と、生き残る企業の振り分けが、コロナに限らず、これからどんどん出てきそうです。不動産賃貸業もサービス業ですから、差別化には一工夫必要かと思います。
今、注目されているのが、田舎のシェアハウスや、リモートワーク物件やワーケーション物件です。普通の賃貸物件でも、何らかのプラスアルファがあれば差別化になります。
一例をあげますと、随分前に話になりますが、私は入居者間のコミュニケーションをよくするため、焼き肉店に全入居者(と言いましても、8名ですが、)を招待し、会食したことが何度かありました。その効果は、入居者が互いに挨拶をされるようになって、雰囲気が良くなり、非常に喜ばれました。コストパフォーマンスも考え、魅力的な物件づくりの工夫をすると、入居率も改善されると思います。和合実