先日、実家の物置で探し物をしていましたら、私が幼児の頃乗っていた足こぎ(ペダル)式の一人乗り4輪自走車が出てきました。少しサビている部分もありましたが、おおむね良好な状態で保管されていて、ペダルを動かすと、車輪も回って車が動きます。
これを知り合いの方に、磨きをかけたり、修理もしてもらいました。出来映えは、幼年当時の風合いが残され、ビンテージカーという感じの仕上がりでした。
これと同じタイプのものは、メーカー自体がなくなっているので、現存数はかなり少ないようで、希少価値があるそうです。約60年も前に製造されたものです。記憶はあいまいですが、それに乗って遊んでいたことを、かすかに覚えています。こういうものがあったことを、次世代に引き継ぐことができればと思います。
建物にも、古くてもいいものがあります。昭和30年代までのRC造の建物です。当時使われていたタイルに特徴があり、時折目にすることがあります。この時代コンクリート強度は、検査をしますと、今も高いものが多いのです。砂が川砂であったことも理由の一つです。
検査済証があれば、合法的にリノベもしやすいですが、残念ながら、検査済証のある物件は非常に少ないです。あれば「希少価値あり物件」になります。 和合実