先日、2022年1月1日の公示地価が国交省より発表されました。新型コロナウイルスの影響で下がっていた地価が反転しだし、2年ぶりに全国平均が上昇しました。
その中でも、元気なところはどこかといいますと、地方の要(かなめ)となる都市です。北海道の要:札幌市、東北地方の要:仙台市、中国地方の要:広島市、九州地方の要:福岡市等です。
そして個別にみていきますと、北海道ではプロ野球日本ハムの拠点となる北広島市の開閉型ドーム球場の建設地の周辺や、東京都台東区浅草寺周辺等、ピンポイントで上昇しているところがあります。
インバウンドの恩恵を受けた地域はコロナの影響で軒並み下がっていますが、コロナ後を見据えて、土地取引も徐々に増えてきているという話も聞きますので、コロナの終息が見えれば、来年はこういうエリアも上昇に転じる可能性もあります。
でも、これからの地価の動向は、全体で見るより、個別に見ていくほうがいいと思います。 和合実