『出口からみる収益不動産投資』という著書を出版してから15年経過していますが、この出口からみるという着眼点は、今から思いましても非常に大事であると感じています。
購入したらそれで完了ではなく、それがスタートなのです。なぜその物件を購入したのか、理由があって購入されているわけです。その理由に、出口が見えるということが入らないといけません。
そのことを、不動産に興味を持ちだした私の甥や姪に、その意味することを伝授していっています。収益不動産の見方は、時代の変遷にも合わせるほうがいい点もあります。しかし、「このポイントは押さえておくように」と言いえるポイントの一つが出口です。
また、資産価値をどう維持し、下がらないようにするためにはどうすべきか、反対にどうすれば価値が上がるかということも教えています。特に店舗等の事業用物件は、買った時より、高く売りたいのであれば、知識として知っておくことは必須事項になります。
いま改めて、教えるということをして、出口の大事を再認識しているところです。 和合実