やっと解決

10年来の懸案事項であったことが、先月にほぼ解決しました。問題解決の方法には、様々な考え方があって、何が一番正しいことか、正直わからないこともあります。

異例だと思いますが、今回は特に相手のことも考えての解決を目指したのです。それは一般的には理想論で、自らの利益が損なわれるとするなら、その選択をする人は少ないかもしれません。時間もかかりすぎと思われるかもしれません。

企業実務では、時間をかけずに法的に解決するのが一般的です。でも、その場合、利益を得られるとは限りませんし、大きく損をすることもありますし、弁護士費用もかかります。

また、相手が悪いのだから、その相手を傷つけても知ったことではないという考えなら、自分のことだけを考えた解決策を取るでしょう。でも、それがベストのやり方ではないことも多々あります。そういう意味で、解決策にいくらか方法があっても、実行に移すには考え方が大事になってきます。

私は、相手の痛みも考えながら、納得感のある、あるいは喜ばれる解決策を提案し、実行しました。あと味の悪い解決の実行策をとらなかったのです。それだと、経済的には損とみえますが、私はいつも「得することもあれば、損することもある」と思っていますから、一定の損は損で受入られるのです。

要は、懸案事項を解決するのが最大の目的で、解決することが一番大事なのです。完全解決にはもう少しかかりますが、これは時間の問題です。人生には忍耐が必要という事例です。 和合実