この話は以前にもしたことがありますし、私の著書にも書いたことですが、店舗物件においては、駅前物件と駅近物件は価値が違います。
これが住居物件なら、それほど違わないこともありますが、店舗物件の場合、人通りが異なり、それが売上に直結することになるからです。
駅前なら、電車の来るのを見計らって、買い物をすることができますし、時間つぶしに入ろうかと思うこともあります。その差が売上に大きく影響するのです。駅に近い徒歩３分の物件では距離にして、240ｍですが、その差が駅前物件との賃料差なのです。この賃料差のあることを知らない人が多いと感じます。
空室になったとき、テナント募集をすればわかりますが、駅前と駅近ではテナントの反応が違います。テナントは賃料が高くても、売上が立つとみれば、出店意欲は高くなります。駅前ならどこでもいいというものでもありませんが、一般的に都会では駅前物件の価値は高いといえます。 和合実
