戸建て用地の高さから感じること

近所で35坪の戸建用地が売りに出たのですが、思いのほか高い坪単価を聞いてびっくりしました。そんなに高いの?という感じで思っていましたが、数日後には買い付けが入ったようです。

この土地代では家を建てると、1億円ぐらいになるのではないかと思います。ひょっとしたら、建売業者が購入して、2戸建てるのかもしれません。それでも、5000万円台後半の価額帯になります。これはまさにバブルと感じます。

世の中、高額所得者が多いのか、億ションもよく売れているようですし、一方では物価高で生活が苦しいという人もいますし、2極化も進んでいます。

感覚的なものですが、何か、しっくりとしません。これは過去にもあったバブル期の異常と思った感覚に似ています。その原因を探しますと、財政出動に、日銀の金融緩和だと思います。金余りが招いている現象と思われます。

財政は大赤字で、国債を湯水のように発行し、それを日銀が吸い上げている今の状態は異常です。これを止めようとする政治家はいないような感じさえします。どの世代がいつどのように国の借金を返していくのか、出口が見えません。

おかしいと思うことは、いずれ正されますが、そのショックは相当大きなものになるかもしれないと感じています。 和合実