7月1日に国税庁から、本年度の路線価の発表がありました。いわゆる大都市の商業地が上昇したという感じです。札幌や福井では、新幹線の延長や開業が、上昇の大きな要因です。でも、ごく限られたピンポイントでの上昇で、市内全てが上昇というわけではありません。
再開発やインバウンド期待も上昇要因です。特に関西では関西万博関連の地価上昇がみられました。最高路線価は、東京の銀座「鳩居堂」前で4224万円、大阪では阪急梅田本店前で1920万円です。
希少価値のある土地なら、いつまでも下がらないのかもしれません。でも、理論的には需給バランスで価格が形成されますから、日本全国のほとんどの土地は、人口減少が止まらない限り、毎年下がっていくことになるという見方もしておいてください。和合実