先日、伊勢に行ったとき、地元の不動産業者さんが、「このエリアは高齢者ばかりで、若い人は出ていくのです。」と言われていました。
その理由は、南海トラフ地震による津波が心配だからという理由です。ハザードマップを見せていただくと、そのエリアの浸水は5mとなっていました。すなわち、2階の屋根まで沈む可能性があるということです。
高齢者は今さらよそでは暮らせないということで、そのエリアから出ようとしませんが、若い世代は命の危険性があるなら、別のエリアに住もうと、引越しをする人が増加、そのため空き家も徐々に増えてきているようで、買う人がいない状況となっているとか。
静岡県の津波想定エリアでは防潮堤を高くする工事も進んでいますが、三重県でそういう工事をしている場所は少ないのかもしれません。
私は近い将来、数年だけでも海の近くで住んでみたいと思っていますので、津波のことも考えて、場所を選ぼうと思っています。 和合実